インナーチャイルドという概念は胡散臭い嘘

インナーチャイルドという概念は胡散臭い嘘

インナーチャイルドなんて存在しません。

このことについては、前の記事で述べていることですが、重要なことなので再投稿しようと思います。インナーチャイルドなんてものは存在しません。インナーチャイルドを癒してアダルトチルドレンが治る、傷つきやすい性格が改善される・・・・・・などという耳障りの良い話をこの種の分野でよく耳にすると思いますが、インナーチャイルドの存在は科学的に定義されたことはありません。

またそれを裏付ける科学的論拠もデータも一切存在しません。

インナーチャイルドの存在は科学的に全く証明されていない嘘

なぜなら、アダルトチルドレンという概念は、過去米国において、アルコール依存症の親を持つ子供たちの自助グループにおいて定義されたものであるからです。ここから派生する形でインナーチャイルドという概念は日本に輸入されることになりました。そして、この分野は儲かると気づいた似非専門家たちが、この概念を巷に流布させ、今現在の今日にいたるわけです。

「インナーチャイルドを癒すことでアダルトチルドレンが治る」という彼らの主張が存在します。

しかしながら、アダルトチルドレンがそれらの方法で実際に治ったという人はほとんど存在しないのです。繰り返しますが、インナーチャイルドはICD(国際疾病分類)やDSM(精神障害の診断と統計マニュアル)において、正式に定義されたものではありません。

そして、その存在を裏付ける科学的データも全く存在しません。

インナーチャイルドを標榜する高額心理カウンセラーたち

インナーチャイルドなんてものはカルトに過ぎず、胡散臭い机上の空論なのです。よって、この概念を持ち出してくるアダルトチルドレンの専門家や心理カウンセラーはぼったくりが多いのでぜひともみなさん気を付けてください。

人間の性格、心は脳の働きによって生成される科学的現象です。

よって、アダルトチルドレンの正しい治療とは脳の働きを直接的に治療していくこと、この一言に尽きます。

アダルトチルドレンの治療にインナーチャイルドの概念は必要ないのです。

インナーチャイルドだとか潜在意識を書き換えるというような話ではアダルトチルドレンは決して治りません。

（まとめ）

インナーチャイルドの存在は科学的に全く証明されていない胡散臭い嘘。

アダルトチルドレンを克服するには

アダルトチルドレンを克服するには

（目次）

アダルトチルドレンを克服するにはどうすればいいか述べていきます。アダルトチルドレンとは1970年代にアルコール依存症の親を持つ子供たちに多く散見される性格特性であるとその自助グループによって定義されたもので、正式な医学的診断名ではありません。似たような性質を持つものに境界性人格障害がありますが、ここではアダルトチルドレンそしてその克服について、できる限り詳しく説明したいと思います。

アダルトチルドレンの特徴として、白か黒かでしか物事を見られない二極分化思考があります。

アダルトチルドレンの当事者は、物事を白か黒かでしか見ることができず、その中間点であるグレーゾーンを認識しながらこの世界を観ることができません。
また、ほかの典型的なアダルトチルドレンの症状の一つとしてですが、「自分に自信がない（自己肯定感がない）」というものがあります。

ですから、アダルトチルドレンの当事者は常に他人の反応にびくびくしながら、人生をこの社会を生きることになっています。

アダルトチルドレンになぜなってしまったのか？

このような自己肯定感の欠如および白黒思考は、アルコール依存症の親に肉体的あるいは精神的虐待を加えられ続けた結果、生じた後遺症であるということもできますが、持って生まれた個人的な性格特性であると定義することも可能です。

といいますのも、世の中、酷い熾烈な虐待を長期間受け続けて育っても健全な人間になる人も少なくありません。

また、逆にどんな立派な親に適切な生育環境の名のもとに育てられても、アダルトチルドレンのように精神が不安定ないわゆるメンタルヘルス的問題を抱える人もまた少なくないからです。
こう見ていくと、アダルトチルドレンになるには、環境的要因（親からの虐待）そして遺伝的要因が合わさってはじめて発症するものであるといえます。

アダルトチルドレンを克服する！

アダルトチルドレンを克服するには、まずこのことを深く理解し心に銘記する必要があるのです。

要するに、単純に親からの肉体的、精神的虐待（いわゆる毒親）によってのみ、自分がACになってしまったのだというわけではないということです。

心の病は遺伝しますから、アダルトチルドレンになりやすい遺伝子を保有していればどんな環境で育ってもアダルトチルドレンにならざるをえないわけです。

このことをよく理解し、「親だけが悪かった」「毒親のせいでこうなった」などと環境的要因のみを取り上げるのではなく、「自分はもともとアダルトチルドレンになりやすい遺伝子を持ってこの世に生を受けたのだ」という遺伝的要因についても同時にスポットライトを当てて考えなければいけない。

逆に言いますと、ここまでできれば、アダルトチルドレンを克服する準備はあなたは既にできている、そして既に峠は越えた、と形容しても言い過ぎではありません。

といいますのも、アダルトチルドレンを克服するといいながら、延々と親のみを責め、適切な克服の努力をしない人も中にはいるからです。
冒頭で述べたように、白か黒かではなく（環境か遺伝か）ではなく、その両者を同時に認識していかないといけないのです。

アダルトチルドレンを克服する第一歩

耳の痛い話かもしれませんが、アダルトチルドレンを克服するための第一歩はここにあります。

話は変わりますが、アダルトチルドレンは脳の問題なのでその領域の専門家に相談してみることがACからの回復にとても大切です。
しかしながら、この社会、今現状のこの日本において、アダルトチルドレンの本質を理解している専門家は非常に少なく、その数は極稀です。
ですから、私自身がアダルトチルドレンを克服できた契機になった先生をここで紹介していこうと思います。

インナーチャイルドを癒さないといけないですとか、潜在意識を書き換えないといけないだとか、前世のカルマがどうだとかこうだとか、そういう話はすべて嘘なので信用しないでください。実際、その方法を試してあなたの症状は治りましたか？答えは明らかにNOでしょう。私はアダルトチルドレンはインナーチャイルドを癒せばいいと主張する関西の療法士のところに2年間足しげく通いましたが、まったく改善もしませんでした。

アダルトチルドレンを克服するには、脳という特に高等霊長類にのみ発達した高度な認知器官に着手する治療方法を取らなければだめであったというわけです。

具体的にいうと、「アダルトチルドレンの症状は脳が生んでいる」ということができます。

心（精神）とは脳によって生み出された科学的な現象なのです。
そういった症状に、いくら精神療法、心理療法を施してみても全く持ってダメなんですね。
スピリチュアルでインナーチャイルドがどうのこうの言ってみてやはり無駄なわけです。

（アダルトチルドレンを克服のまとめ）

アダルトチルドレンを生んでいるのはあなたの脳です。
よって、アダルトチルドレンを克服するには脳の働き方を変容させないといけません。正しい専門家はこのことをよく理解しています。もっといえば、この本質をよく把握している治療者にあなたはあなたの問題を相談するべきだと思います。

アダルトチルドレンを克服【超まとめ】↓↓↓↓↓↓
https://adalutochiludorenkokuhuku.blogspot.jp/

私の先生はこの方でした。この方の方法で問題は解消したのですが、日本各地、世界各地には、ほかにも良い療法士はいると思います。